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神楽坂 花柳界入門 第1回 (060225)

第1回 神楽坂料亭主人と芸者さんから教わる“花柳界入門” 2006.02.25(土)

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 2月25日、毘沙門天善国寺にて「花柳界入門講座」が開かれました。予定人数を大幅に上回る大盛況ぶりで若い人からお年寄りまで様々な人の参加がありました。お座敷講座ということでしょうか素敵なお着物で観覧している方も多く目にした今回の講座ですが、サプライズゲストとして新宿区長、中山弘子氏がお忙しい中いらしてくれました。またNHK、朝日新聞といったメディアも多く入っており、各方面からも注目されていたことが伺えます。そのような中花柳界独特の文化について楽しんだひとときでした。

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 まず粋なまちづくり倶楽部、副理事長日置圭子さんによる「花柳界とはどういうもの?」「花柳界から日本文化について教えてもらう」という今回の趣旨の説明の後、東京神楽坂組合理事長であり70年続く料亭「神楽坂 千月」のご主人澁谷信一郎氏のお話からスタートです。「花柳界の歴史・芸妓の歴史・花柳界の仕組み」について詳しく楽しく解説がありました。また初めて料亭に行く方法の説明は皆さん興味深い内容だったのではないでしょうか。

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 その後は神楽坂芸妓さんによる踊りのご披露がありました。夏栄さんの小唄とぼたんさんのお三味線に合わせて、真由美さんと琴乃さんが素敵な踊りにお客様も拍手喝采でした。琴乃さんは黒の正装のお着物で出演してくれました。踊りの後は芸妓さんによる質問コーナーでこれもまた大盛り上がりで続々と質問が寄せられていました。その中に「花柳界に今入りたい人はどのくらいいますか?現状はどうですか?」というものがありました。近年は若い人の希望が増えているようです。現状としてはそういった新しい芸者さんが活躍していますが、かつて昭和30年代には約80軒の料亭に200名以上の芸妓衆がいた神楽坂。それが現在は9軒の料亭に約30名だそうです。澁谷さん曰く「花柳界が好きだからこれからも料亭をずっと続けて行きたい。」とお話してくれました。

神楽坂の底力の一つとしての花柳界です。また東京都内に残る数少ない花柳界を神楽坂では守っていかなければその本当の魅力を保ち続けることはできないと強く感じました。そして、日本人がいつまでも忘れずにいたい伝統の文化、“おもてなしの心”“しつらえの作法”を次代に伝えることにつながることだと思います。