粋まちとは

粋なまちづくり倶楽部の考え方

“粋まち”とは

私たちは、和のまち、粋なまちのリノベーター(よりよいものを求める人々)として、活動します

日本の都市計画が、「和のまちづくり」、「粋なまちづくり」から大きく隔たりを持つようになったのは、大して昔ではありません。戦後、私達が子供の頃には、土地はほとんどが借地で、今のような土地の所有権が、社会環境に与える弊害は、さほどのモノではなかったように思われます。日本社会における人口ボーナスの時代は去り、少子高齢が当たり前となった成熟した社会を迎えるにあたり、今一度、文化や歴史を引き継ぎながら、昔ながらのまちに住むことの意味と、そんなまちと共存する生き方を探ってもよい頃になったように思われます。粋なまち、和のまちは、私達の心の原風景であり、多くの人の生き甲斐に満ちた人生を育む器として、相応しいまちの有り様のひとつであると考えます。東京のみならず、日本各地で失われようとしている「和のまち」「粋なまち」が、今後、幾世代にも亘り、引き継がれるよう、新しい時代の和のまち姿を求める活動を続けたいと念じます。
■沿革
本法人は、平成3年に発足した”神楽坂地区まちづくりの会(任意団体)”の活動に参加してきた有志により、任意団体では対応の難しい、契約行為を伴うようなまちづくり関連事業をより強力に押し進めていく必要から、平成11年に、特定非営利活動法人設立の検討を開始。
神楽坂まちづくり・住まいづくり塾や、まちあるき等を2年にわたり試行するなどする中で、対象とすべきまちの課題が全国的な都市中心市街地における普遍的テーマであること、また、これらの問題に関して、支援すべき具体的事業や方策が明確化してきたこと、さらに活動を継続的且つ、より実践的にするためには、特定非営利活動法人すべきであると考える賛同者が多数となったことなどから、”粋なまちづくり倶楽部”を立ち上げることとなりました。

神楽坂・粋なまちづくり連続シンポジウム
「神楽坂よ、何処へ行く?」
粋なまちづくり倶楽部 創立20周年 イベント
「粋なまちづくりのこれから」を考える
【開催日時】2024年 2月 17日(土)
【会場】東京理科大学 13号館(森戸記念館)
○ 第一部
・セッション3 粋なまちづくり倶楽部 20年を振り返る「過去・現在・未来」