神楽坂大學講座
第155回 神楽坂まちづくりすまいづくり塾
神楽坂よもやま話シリーズ 第122話
「神楽坂の歴史」 シリーズ第一回
~ 江戸時代以前の新宿・牛込の様相 ~
語り手 : 北 見 恭 一 さん
(新宿区文化観光課文化資源係学芸員)
■ 江戸時代以前、中世の東京については資料が乏しく、特に絵画や地図など視覚的に見ていただける資料が、ほとんど無いため、具体的にイメージしずらいのではないでしょうか。しかし、この時代の新宿区域にも、さまざまな歴史的な営みがあり、その後のまちの成り立ちに大きな影響を残しています。
伝説や伝承をもとに、地形、古社寺、石造品などの文化財をとおして、新宿、牛込の古代・中世について考えます。
■ 今なお「将門首塚」が祀られ、神田明神や築土神社の祭神にもなっている平将門。新宿区域にも伝説が残り、ゆかりの社寺があります。
■ 「八幡太郎」源義家も新宿区域に足跡を残しています。奥州征伐には新宿の地を通って行ったようで、ゆかりの地や神社があります。
■ 鎌倉幕府を開いた源頼朝は、石橋山合戦の後、房州を経て武蔵に入り、牛込の行元寺の千手観音像に詣でたと伝えられます。
■ 徳川将軍家以前に江戸城を築城し、市谷亀岡八幡宮を勧請した太田道灌は「山吹の里」伝説など、新宿区域に伝説やゆかりの地があります。
■ 牛込城築城、赤城神社勧請など、神楽坂の地を開発した牛込氏は、14世紀頃赤城山麓(群馬県)を本拠地とした大胡氏がこの地に移住し、地名をとって牛込氏と改姓したものです。
■ ふるってご参加ください。
(新宿区矢来町104)
最寄り駅:東西線「神楽坂」(アユミギャラリー斜め前)
活動への支援寄付金として 一般1000円。
(※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)
神楽坂発まちづくり・すまいづくり
NPO法人 「粋なまちづくり倶楽部」
◇共 催
神楽坂まちづくりの会
◇お問い合わせ
NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
℡ 050-3558-6260
ikimachi.setsumei@gmail.com
https://ikimachi.net/