神楽坂毘沙門寄席 第24回 「菊之丞の会」  レポート 2012/04/26

第24回「菊之丞の会」-320

神楽坂毘沙門寄席 第24回「菊之丞の会」 2012/04/26

街々にも新入社員らしい若者が目に付くこの頃です。初登場の前座さんは林家正蔵師匠の五番弟子、林家なな子さん。面差しが「海老名系」なのでご親戚?…かと思いきやその関係はないそうです。元気な『転失気』はこれからの伸び代を充分に感じさせてくれました。

藤色鮮やかな小紋柄のお召物の菊之丞師匠、一席目は廓噺『三枚起請』。師匠の十八番かと思ったのですが、二つ目のとき以来のほとんど「ネタおろし」とか。騙し騙されの男女の世相は、今も昔も変わらないようです。「あら、まぁ~」「おや、わぁ~」と棟梁の話に相槌を打つ茶屋の女将と、三人に問い詰められて俄然開き直る花魁喜瀬川の描写が、この噺家さんならではの真骨頂でした。

お仲入り後の二席目は『夢金』。寝言でも「百両欲しい、二百両欲しい」とうなっている船頭の熊蔵。「娘を殺して金を山分けに」と持ち掛ける謎の侍を、中洲に置いてきぼりにして娘を助けます。ほんのお礼にと手にした金包みは百両もの大金だったが…。雪の舞い散る夜の大川の描写が風流で秀逸です。女を演じるときの師匠には天性の巧みさが光っていましたが、このところ聴く武士や荒くれ男のスゴ味ある表現にも、一段と磨きがかかってきたのを私は感じています。

桜前線は東北へ。境内ではすっかり葉桜になりましたが、若葉の緑が目にも鮮やかです。先ほどまで降っていた雨も上がって、「ちょっと行こう」のおじさんたちはニコニコと横丁に消えていきました。

昨年は震災のため中止になった恒例『神楽坂落語まつり』は、6月30日(土)と7月7日(土)に開催されます。こちらもどうぞお楽しみにお運びください。

神楽坂がん子

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第116回 (120406)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催神楽坂大学講座
 
第116回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾 よもやま話シリーズ第83話        
   「歌舞伎と神楽坂」
語り手:日置貴之さん(東京大学日本文学専門分野博士課程/北町在住)                       
■歌舞伎は約400年前に誕生し、長い年月を経て今日の姿が形作られた古典演劇で、音楽や舞踊の要素をも多く含んだ総合芸術です。
2005年には能楽人形浄瑠璃、文楽に続き「人類の口承及び無形遺産の作(世界無形遺産)」に宣言されました。
■今回は歌舞伎全般の話しと共に、戦前に若宮町に居住していた初代中村吉右衛門や神楽坂を舞台にした河竹黙阿弥の「島鵆月白波(しまちどりつきのしらなみ)」など、この地にちなんだ話しをして頂きます。
特に吉右衛門(1886~1954)は6代目尾上菊五郎と市村座に出演し「菊・吉」時代を築き歌舞伎界に新風を送った人でもあります。
語り手は大学で歌舞伎研究に専念しておられる日置貴之さんです。
■皆様奮ってご参加下さい。                                                  
               記 
◇開催日日時 平成24年4月6日(金)夜19時~21時
◇場  所  高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室     
      ・新宿区矢来町104
        最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分
        都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩10分 
◇参加費(支援金)活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円。
  (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO活動のための  費用に充当させていただきます。)
◇主  催  神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
        「粋なまちづくり倶楽部」
◇お問い合わせ NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
        ℡ 03-3260-6260
   (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
        ikimachi@syoutengai-web.net
   ※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、まちづくり・
すまいづくりに関するNPO法人として活動しております。
        https://ikimachi.net/

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第115回 (120302)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 神楽坂大学講座
第115回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾 よもやま話シリーズ第82話
「戦後の寺内の思い出と花柳界の暮らし」
  語り手:稗田ひろ子さん (矢来町在住)                        
■寺内(神楽坂5丁目)は、昔あった行元寺の元境内地で、神楽坂の料亭の発祥の地であるとともに、かつては花柳界や芸人さんたちでにぎやかだった、このまちでも由緒ある場所のひとつです。
■今回は、その寺内で育った稗田さんから、昭和二十年代から四十年代の貴重な寺内の記憶や花柳界の暮らしぶりを語って頂きます。
■また、昨年10月、新宿区から無形の地域文化財として認定された「神楽坂の東八拳」の家元の次女として、長年その活動を支えてこられた思い出なども語って頂きます。 ■皆様奮ってご参加下さい。                                                   
               記 
◇開催日時  平成24年3月2日(金)夜19時~21時
◇場  所  高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室     
       ・新宿区矢来町104
       最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分
            都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩10分 
◇参加費(支援金)活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円。
(※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)
◇主  催  神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
       「粋なまちづくり倶楽部」
◇お問い合わせ NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
         ℡ 03-3260-6260
   (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
            ikimachi@syoutengai-web.net
※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、まちづくり・
すまいづくりに関するNPO法人として活動しております。
            https://ikimachi.net/

神楽坂毘沙門寄席 第23回 「菊之丞の会」  レポート 2012/02/09

第23回「菊之丞の会」-320

神楽坂毘沙門寄席 第23回「菊之丞の会」 2012/02/09

太鼓の音で幕が開くと、叩き手はなんと菊之丞師匠。嬉しい演出です。いろいろな寄席太鼓を解説してくださいました。一番太鼓は「どんと来い、金持って来い」、開演5分前を知らせる二番太鼓は「お多福、来い来い」、終演後は「出てけ出てけ、てんでんバラバラ」、最後は「カラ(空)、カラ」とか。寄席の太鼓はしゃべってるんですね。続いては、トリの鳴物入りの演目のため菊之丞師がお呼びした、下座三味線の金山はる師匠と出囃子の披露。前座さんの「上がり」から始まり、文楽・志ん生・彦六・志ん朝・円生・三木助・三平・円菊といった大師匠たちの高座に登場する姿が、次々と目に浮かんできました。

前座さんは柳家おじさん。この名前と親しみやすい風貌は誰でも一度で覚えます。お馴染みの「子ほめ」を、やや緊張気味ながらも忠実にこなしてくれました。

菊之丞師匠の一席目は「犬の眼」。登場人物全員が、滑稽でまるで漫画のような面々です。犬がソフトバンクのお父さん犬だったり、途中に入る「クリクリポッコン」や「クリクリドックン」といった擬音が何とも可愛らしく、会場の大きな笑いを誘います。

仲入りのワインサービスの後二席目へ。紋付の黒羽織で菊之丞師登場。お題は「たちきり」です。比較的笑いの少ない元々は上方の噺ですが、花柳界の遊び方を織り込んだ人情味溢れる演目として、江戸前の噺家さんたちも好んで挑戦されるようです。茶屋遊びに狂った末に百日間の蔵住まいを言い渡された若旦那に、毎日手紙を届ける芸者の小春…昔はこんな慎ましやかな恋愛があったんでしょうね。

今年の寒さは一入です。それでも春は少しずつ近づいてきますね。終演後に私の連れのおじさんたちは、「冷え込むので餃子鍋と紹興酒」と言って消えてゆきました。

神楽坂がん子

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第114回 (120203)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第114回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾
よもやま話シリーズ第81話        
「 パリ - 神楽坂 」
語り手:福井聡さん(毎日ディリーニューズ編集長/西五軒町在住)                      
■毎朝、白銀公園は乳幼児で賑やかだ。ほとんどがフランスの子供たち、その側には母親たちのおしゃべりに興ずる姿がある。一方、昼すぎの毘沙門天の前あたりではスーパーの袋を持ったフランスの男女の輪ができる。
神楽坂にはフランス人がなんと多いことだろう。1952年に日仏学院ができ、75年にはリセ.フランス.ジャポネが開校したことが大きな理由であろうが、文化は違ってもパリも神楽坂も懐かしさを感じさせるまちなのであろう。
■今回は、2005-09年まで毎日新聞社パリ支局長を務められた福井聡さんをお迎えして、ずばり「パリ-神楽坂」というテーマでパリと神楽坂の比較、またフランスと日本の彼我の違い、はてはユーロ危機とフランス経済などといった多彩なお話を伺うことにしました。
■どうか奮ってご参加下さい。                                                   
               記 
◇開催日時    平成24年2月3日(金)夜19時~21時
◇場  所    高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室     
         ・新宿区矢来町104
         最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分
         都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩10分 
◇参加費(支援金) 活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円。
      (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、
今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)
◇主  催  神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
        「粋なまちづくり倶楽部」
◇お問い合わせ  NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
           ℡ 03-3260-6260
  (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
         ikimachi@syoutengai-web.net
   ※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、まちづくり・
すまいづくりに関するNPO法人として活動しております。
         https://ikimachi.net/

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第113回 (120113)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第113回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾 よもやま話シリーズ第80話        
「犯罪の起きにくい社会とは何か」
語り手:宮下新次 さん (警視庁牛込警察署長役)                       
■昨年の10月、神楽坂商店会の「街頭防犯カメラ点灯式」が新宿区長、牛込警察署長、新宿区商店会連合会長など多数参加の中、挙行されました。
日頃の着実な努力が実り、数多くの東京の繁華街の中でも神楽坂は群を抜いて「安全・安心の街」として自他ともに許してきましたが、更なる一歩を踏み出したようです。
■さて、今回は一昨年3月に牛込警察署に赴任された宮下副署長から、「犯罪の起きにくい社会、犯罪のない街」について語っていただきます。
宮下副署長は数多くの署を回られ、警察庁にも在籍された経験とご自身も揚羽町に居住されている観点から、神楽坂について種々アドバイスがいただけるものと思われます。  ■どうか奮ってご参加下さい。                                                   
               記 
◇開催日時   平成24年1月13日(金)夜19時~21時
◇場  所   高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室     
        ・新宿区矢来町104
         最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分
         都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩10分 
◇参加費(支援金)活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円。
        (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後の
         NPO活動のための費用に充当させていただきます。)
◇主  催    神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
         「粋なまちづくり倶楽部」
◇お問い合わせ NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
         ℡ 03-3260-6260
        新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
          ikimachi@syoutengai-web.net
         ※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、
    まちづくり・すまいづくりに関するNPO法人として活動しております。
  https://ikimachi.net/

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第112回 (111202)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第112回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾
よもやま話シリーズ第79
     「神楽坂の地区計画等について」
    語り手:山本忠順さん
      ((株)LAU公共施設研究所代表取締役)                        
■現在「神楽坂まちづくり興隆会」の主導のもとで神楽坂通り地区の地区計画の案づくりがおこなわれています。
来年は既に策定済みの3,4,5丁目の路地界隈について、路地の魅力を保全して神楽坂らしさをまもるための検討に入ります。
この地区計画づくりで新宿区のコンサルタントとして活躍しているのが株)LAU公共施設研究所代表である山本忠順さんをお招きして、「神楽坂の地区計画」など全般にわたって語っていただきます。
■山本さんは常々、周囲との環境と一体となった建物のあり方やまちのたたずまいなど良質な空間づくりを考えてこられた方で、造園にも造詣の深い方です。今までに会社としては三鷹市の緑と水の回遊ルート整備計画で日本造園学会賞、新潟県立植物園で建設大臣賞など多数受賞しておられます。
ご自身も平成14年に国土交通大臣表彰、16年秋に黄綬褒章を授章されております。                                                   
               記 
◇開催日時     平成23年12月2日(金)夜19時~21時
◇場  所     高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室     
         ・新宿区矢来町104
          最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分
          都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩10分 
◇参加費(支援金)活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円。 ◇主  催    神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
         「粋なまちづくり倶楽部」
◇お問い合わせ NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
         ℡ 03-3260-6260
   (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
         ikimachi@syoutengai-web.net

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第111回 (111104)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第111回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾
よもやま話シリーズ第78話        
「国登録有形文化財になって」
語り手:鈴木喜一さん
  (鈴木建築計画工房主宰/横寺町在住)    
                       
■鈴木喜一さん(横寺町在住)は矢来町にあるアユミギャラリー2階で住宅を中心に設計活動をしている建築家です。平成11年から「神楽坂建築塾」をはじめ「写真塾」「美術塾」なども開講し、全国から多くの人々を集め神楽坂の存在を世に知らしめている、このまちにとっては大変貴重な方です。
■このたびアユミギャラリーを含む高橋建築事務所社屋とお住まいの鈴木家住宅社屋が国登録有形文化財になりました。これを機に、昭和20年代に設計された義父高橋博氏の設計思想、空間のコンセプトやその特徴について語っていただくことになりました。鈴木さん自身、武蔵野美術大学で長年講師として「建築史」や「近代文明論」を指導しており、ユニークな建築思想の持ち主です。著作は「新・大地の家」「絵ごころの旅」など多数です。
■素敵な話をいろいろとお聞きできると思います。
 皆様奮ってご参加ください。                                                   
               記 
◇開催日時    平成23年11月4日(金)夜19時~21時
◇場  所    高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室     
         ・新宿区矢来町104
          最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分
          都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩10分 
◇参加費(支援金)活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円。
        (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO
活動のための費用に充当させていただきます。)
◇主  催  神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
         「粋なまちづくり倶楽部」
◇お問い合わせ  NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
         ℡ 03-3260-6260
    (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/
担当:山下 馨)
        ikimachi@syoutengai-web.net

神楽坂毘沙門寄席 第22回 「菊之丞の会」  レポート 2011/10/27

第22回「菊之丞の会」-320

神楽坂毘沙門寄席 第22回「菊之丞の会」2011/10/27

毘沙門寄席登場3回目の入船亭辰じんさん。親をやり込めてチャッカリお小遣い稼ぎという「真田小僧」。子供の方が何枚も上手です。若々しさの中にも落ち着きが出て、女性の演じ方に工夫が見てとれました。前座さんの着実な成長は、何だか胸がウキウキとして嬉しく思えるものです。

菊之丞師匠の一席目は「千両みかん」。昔は冬場に限った季節の果物だったみかんを、真夏に食べたいと恋焦がれて患い付いてしまった若旦那。番頭さんは“幻のみかん”を求めて東奔西走。でも番頭さんに教えて上げます。毎年八月初旬の休日に谷中の全生庵というお寺で開催される「円朝まつり」に行けば、『千両みかん』と名の付いた冷凍みかんを、汗だくになった噺家さんたちが売ってますよ。「みかん一個で千両かぁ」とため息をついて、三房三百両と一緒に行方をくらますなんて…太く短く生きるのも人生かなと思わせるオチが粋です。

お仲入り後の菊之丞師は「らくだ」。フグにあたってふぐ死んでしまったらくださん以上に、乱暴者でガラの悪い強面の兄貴分を、声の出し方や目の動きで表現した巧みな人物描写が光りました。どちらかというと得意芸は女形のイメージがあった師匠ですが、今回は芸域の幅を一層感じさせるものでした。気弱でおとなしい屑屋の久六さんが、酒の勢いを借りて強気に変わってゆく見せ場では、会場を大喜びさせてくれました。長講モノとして最後まではしょらないで演じてくれたのは、「菊之丞の会」だからでしょうね。

ようやく秋めいて心地の良い宵でした。お煮染めを肴に燗酒もいけそうですね。でもフグを食べるならどうぞお料理屋さんで。

神楽坂がん子

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第110回 (111007)

  NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
   第110回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾
よもやま話シリーズ第77話        
見る楽しみ、見せる楽しみ「すべては遊び心から」
語り手:U.G.サトーさんグラフィックデザイナー/矢来町在住)                       
■ここ3年間、毎年お正月明けから街のあちこちに貼られた『神楽坂伝統芸能』イベント・ポスターの、神楽坂の地形を暗示した「かぐらざか」のロゴ――ご記憶の方も多いのでは?
このポスターをデザインしたのが、明治の初め、お爺さんの代から矢来町に住む、根っからの”神楽坂人“、グラフィックデザイナーのU.G.サトーさんです。
■1975年、矢来町のご自宅にデザインファームを設立。以来、国内外で数々の個展、著名な企画展で作品を発表。世界の名だたるビエンナーレで数々の金賞を受賞するなど、世界的に高い評価を受ける、神楽坂を代表するアーティストです。
■今回は、U.G.サトーさんに、「徳川300年の穏やかさが今も人々の気持ちに残っている」と感じる神楽坂の魅力、そして、30年以上に及ぶ創作活動について、お話しいただきます。 もちろん、素敵な作品の数々のご紹介も。 作品展に出かける気分で、奮ってご参加ください。     記                                             
◇開催日時 平成23年10月7日(金)夜19時~21時
◇場  所 高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室     
      ・新宿区矢来町104
      最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分 牛込神楽坂駅 徒歩10分 
◇参加費(支援金)活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円
◇主  催  NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」
◇お問い合わせ NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
        ℡ 03-3260-6260
   (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
        ikimachi@syoutengai-web.net
※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、まちづくり・すまいづくりに関するNPO法人として活動しております。
https://ikimachi.net/