神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第108回 (110805)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催
第108回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾
よもやま話シリーズ第75話
「光照寺の出羽国松山藩酒井家の大名墓地」
語り手:北見 恭一さん (新宿区地域文化部/学芸員)

■東京には江戸に生きた数多くの大名家の人々が眠っている墓地があります。その一つが光照寺(袋町15)に残る出羽松山2万5千石の大名墓地です。

■光照寺は慶長8年(1603)神田に建立。正保2年(1645)に当地に移ってきました。寺の開基は徳川家康の叔父松平次郎左衛門で、開山が光照上人。松山藩祖酒井忠恒(ただつね)は出羽庄内(現山形県)14万石の酒井忠勝の3男で、遺領のうち2万石を分与されて(3代の時5千石加増)立藩しました。彼の墓は大きな宝篋印塔で立派な石塔です。松山で死んだ2代目忠予(ただやす)を除き7代藩主忠良まで、又はそれら各藩主の室や子供たちの墓が40数基が今もって確認できます。

■今回は、かつて新宿歴史博物館の学芸員として活躍され、光照寺の酒井家墓地を調査した北見恭一さんにその概略を語っていただきます。新宿区内に残る大名墓地で往時の様相を留めているのは数例に過ぎないだけに、興味深いお話が聞けることと思います。

■皆様奮ってご参加ください。

◇開催日時  平成23年8月5日(金)夜19時~21時
◇場  所  高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室
・新宿区矢来町104
最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分
都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩10分 ◇参加費(支援金)活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円。
(※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO
活動のための費用に充当させていただきます。)
◇主  催  神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
「粋なまちづくり倶楽部」
◇お問い合わせ  NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
℡ 03-3260-6260
(新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
ikimachi@syoutengai-web.net
※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、まちづくり・すまい  づくりに関するNPO法人として活動しております。
https://ikimachi.net/

神楽坂毘沙門寄席 第21回 「菊之丞の会」  レポート 2011/07/28

第21回「菊之丞の会」

神楽坂毘沙門寄席 第21回「菊之丞の会」2011/7/28

雨上がりの蒸し暑い中、開場前からお客様の長い列ができました。

まずは毘沙門寄席二度目の登場、ポニーテール姿も可愛いらしい春風亭ぽっぽさん。講談口調独特の流れるようなテンポの修羅場読みを織り込んで、「やかん」を披露。前回からさらに一段の成長ぶりを感じさせてくれました。末が楽しみな前座さんですね。

菊之丞師匠、涼しげな白い縞の着物に絽の羽織がお似合いです。先の文楽師匠を思わせる「酢豆腐」が出ました。暑くて何も調理したくないこの季節、「安くて、数があって、皆の口に入り、腹にたまらず、衛生にいいもの」なら、私だって探したいです。気障な通人の若旦那が師匠とダブって、大笑いしてしまいました。ところでウチの豆腐は昨日買ったんだし、冷蔵庫に入っているし、大丈夫なはず…。

ワインとチーズのサービスを楽しんだお仲入り後は「抜け雀」。風采の上がらない主人公が、実はスーパー名工だった…という噺が落語にはいくつかありますが、元は講談というネタも多いようです。小田原宿の「相模屋」に投宿した身なりの良くない謎の大酒呑み、正直者で気弱な宿屋の主人、あわてん坊で気の強いおカミさんたちの愉快な人物描写に、会場は笑いに包まれます。衝立に描かれた雀が、差し込んだ朝日を浴びて空に飛び立つ様子が目に浮かびました。

帰りの境内ではおじさんたちが話し合っています。「うん、生ビール。小一時間だけ」。ホントでしょうか?ノドも渇いて美味しいでしょうが、飲み過ぎにはどうぞご注意を。

神楽坂がん子

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第107回 (110701)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第107回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾
よもやま話シリーズ第74話        
「環境と文化の時代の地域づくり-神楽坂からの発想-」
 語り手:石神 隆さん
(法政大学人間環境学部・大学院環境マネジメント研究科教授)

■今回の語り手の石神隆さんのご専門は「地域形成(地域経済、都市環境、社会システム)論」で、地域のサスティナビリティスとクオリティオブライフについて研究(地域の環境・経済・社会の統合的な把握と発展への実践的・政策的研究)です。中国黄河流域長野県飯田、岡山県真庭などにおける地域発展のフィールド調査は、すでに10数年にわたり継続されています。 皆様奮ってご参加ください。
                                                     
               記 
◇開 催 日    平成23年7月1日(金)夜19時~21時
◇場  所    高齢者福祉施設「神楽坂」1階 地域会議室     
      ・新宿区矢来町104
         最寄り駅:東西線神楽坂駅 徒歩2分
         都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩10分
  ※今回から会場が変わりますのでご注意下さい。
◇参 加 費 支援金活動への支援寄付金として一般1000円。学生500円。
◇主  催 神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
     「粋なまちづくり倶楽部」
◇共  催   神楽坂まちづくりの会
◇お問い合わせ NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
        ℡ 03-3260-6260 新宿区西五軒町3-18-103  山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
        ikimachi@syoutengai-web.net  

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第106回 (110603)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第106回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾
よもやま話シリーズ第73話        
「まちとライブエンタテイメント」
 ~地域全体が加わる音楽祭の可能性~
語り手:臼澤裕二さん
   (株式会社うす沢代表取締役/横寺町在住)
■公立のホール・劇場などは、人びとの余暇活動に寄与することが期待され、その多くがバブル期に計画・建設されました。
しかし、運営費用や自主事業費に至るまで自治体や国の補助金で賄われている実情があり、全国的には稼働率の低さや赤字体質が問題になっています。
■それでも、アウトリーチ活動やワークショップなど、地域と積極的に関わる姿勢をみせるホールも増えてきました。また、アーティストの側にも単にホールで公演を行うだけでなく広く一般市民との交流を図ることで、自身の新たな役割を創出しようとの動きが見えます。
■そんな中、東京フォーラムのラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(「熱狂の日」音楽祭)のように、単一の事業者の自助努力だけでなくエリア全体が加わることで、ライブエンタテイメントがビジネスとして成功する実証例も現れています。
■今回は、銀座・ヤマハホールの支配人を10数年務められた後、2009年
㈱うす沢設立と同時に仏像蘊蓄士(うんちくし)、ギタリストの活動も開始された臼澤さんに、「まち」と「ライブエンタテイメント」の可能性についてお話しいただきます。奮ってご参加ください。
                                                     
               記 
◇開催日時      平成23年6月3日(金)夜19時~21時
◇場  所      神楽坂通り商店会事務所     
         ・東新神楽坂エミネンス6階/新宿区神楽坂3丁目2
◇参加費(支援金)  活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500円。
           (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO
活動のための費用に充当させていただきます。)
◇主  催  神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
        「粋なまちづくり倶楽部」
◇共  催     神楽坂まちづくりの会
◇お問い合わせ    NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
           ℡ 03-3260-6260
    (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内/担当:山下 馨)
            ikimachi@syoutengai-web.net

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第105回 (110502)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第105回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾
よもやま話シリーズ第72話
「神楽坂周辺と現代文学」
     語り手:伊藤 氏貴さん
(明治大学専任講師、白銀町在住)            
■今回の語り手の伊藤氏貴さんは、大学で教鞭をとるかたわら 文芸評論家としても活躍中の方です。
平成14年第45回群像新人文学賞(評論部門)を「他者の在処」で受賞されています。
今回は神楽坂周辺にかかはる現代の文学作品についてお話し願うことにいたします。
■著作は『告白の文学』(鳥影社 平成14年)、『奇跡の教室エチ先生と「銀の匙」の子ドモたち』(小学館 本年2月)ですが、特に後者は灘中学3年間の国語の授業を中勘助の『銀の匙』1冊だけで、受け取る生徒側の感性を磨きあげた一教師の実話にもとづいた感動のドキュメント作品です。
■現代文学を、そして神楽坂を思う存分語っていただきます。
どうか奮ってご参加下さい。                                                     
               記
 
◇開催日時     平成23年5月2日(月)夜19時~21時

◇場  所     神楽坂通り商店会事務所     
        ・東新神楽坂エミネンス6階/新宿区神楽坂3丁目2

◇参加費(支援金  活動への支援寄付金として 一般1000円。学生500
円。
         (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、
今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)

◇主  催  神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
       「粋なまちづくり倶楽部」

◇共  催     神楽坂まちづくりの会

◇お問い合わ    NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
           ℡ 03-3260-6260
    (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築ア/担当:山下 馨)
          ikimachi@syoutengai-web.net  
※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけすまいづくりに関するNPO法人として活動しております。
https://ikimachi.net/

※今回は第一金曜日ではなく5月2日(月)の開催ですので
お間違いなく。

神楽坂毘沙門寄席 第20回 「菊之丞の会」  レポート 2011/04/28

第20回「菊之丞の会」-320

神楽坂毘沙門寄席 第20回「菊之丞の会」/2011年4月28日

昨年12月以来の「菊之丞の会」です。今回からは色物芸を入れないで、菊之丞の二席をたっぷり聴いていただく会となりました。引き続き7月、10月、来年1月という開催が予定されています。

今日の幕開けは柳家おじさん。前座さんとしても面白い芸名は、師匠の権太楼さんが付けたそうです。年齢不詳でしたが35歳とのこと、若々しい話し振りで「狸札」の一席でした。

菊之丞師匠、初夏を思わせる明るい姿で登場。古今亭お得意の「火焔太鼓」です。二ツ目の頃からこの噺家さんには、師匠の円菊さんとは違う芸風を感じていたのですが、久々に聴いたこの演目からは、箇所箇所に円菊師独特の滑稽味が顔を出して、師弟の血統を感じさせてくれました。

お茶とお菓子のお仲入りタイムを挟んで、菊之丞師の二席目は「百川」です。「百川」といえば円生、円生といえば「百川」といわれたほどの、三遊亭円生師の十八番として知られるこのネタを、さて菊之丞流にどう演じるのかと興味津々でした。料理屋に奉公に入ったばかりの百兵衛さんの田舎言葉と、気短かな若い江戸っ子たちのべらんめえ口調の対比が、面白い聴かせどころを巧みに演出しました。

それにしても、先月からの余震が都内でも続いています。開演中に揺れがなくて幸いでした。狂歌を一首詠みます。
「済むまでは 余震来るなと 祈りつつ ズボン下ろして 便座に座る」

神楽坂半公

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第104回 (110304)

第104回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾 よもやま話シリーズ第71話

「神楽坂ならではの木のモノづくり
 ~神楽坂オリジナル猫グッズ”ねこりん”誕生秘話~」

 語り手:田中満治さん(オークヴィレッジ)

■飛騨高山を拠点とするオークヴィレッジ(1974年創設)は、出発当初から「100年かかって育った木は100年使えるものに」という合言葉で「携帯ストラップから大型建造物まで」、持続可能な循環型社会を「木」という再生可能資源で実現しようと提案し続けています。
■昨年春、まち飛びフェスタ実行委員会との出会いをきっかけに、互いの交流を深める中から誕生したのが、おかめ家ゆうこさんデザイン、オークヴィレッジ製作の猫グッズ、かわいい木の鈴“ねこりん”でした。
売上げの一部を実行委員会に寄付してくださるオークヴィレッジさんのご厚意が、フェスタへの資金的応援になるだけではなく、神楽坂に新しいオリジナルグッズが登場することになりました。
■「神楽坂を大切にして、公益のために、そしてまずは自分自身が心地よく暮らしていける街であることを基本に生きている地元の方々と誠意を持ってお付き合いする中から、さらに神楽坂ならではの木のモノづくりを提案し続けていきたい」とおっしゃる田中さんに、オークヴィレッジの活動と、その土地の木を活かしたモノづくりの事例をご紹介いただきます。
とっておきのクロモジ茶のご用意も・・・皆様奮ってご参加ください。                                                      
               記 
◇開催日時     平成23年3月4日(金)夜19時~21時
◇場  所     神楽坂通り商店会事務所     
        ・東新神楽坂エミネンス6階/新宿区神楽坂3丁目2
◇参加費(支援金)  一般1000円。学生500円。
         (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後の
NPO活動のための費用に充当させていただきます。)
◇主  催  神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
       「粋なまちづくり倶楽部」
◇共  催     神楽坂まちづくりの会
◇お問い合わせ   NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
          ℡ 03-3260-6260
    (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内
          /担当:山下 馨)
           ikimachi@syoutengai-web.net            ※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、まちづくり・
  すまいづくりに関するNPO法人として活動しております               https://ikimachi.net/

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第103回 (110204)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第103回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾  
よもやま話シリーズ

第70話 「酒井忠勝と小浜藩矢来屋敷」

語り手:今野 慶信さん(公益法人新宿未来創造財団 学芸員)

■寛永5(1628)年、老中酒井忠勝侯(川越藩主)は矢来の地に
敷地を拝領し下屋敷とし、寛永11(1634)年に小浜に領地替えに
なりました。その2年後の寛永13(1636)に三代将軍家光により
江戸城からその下屋敷まで通りがつくられ、いわゆる将軍御成通り
(現在の神楽坂通り)が誕生しています。
・家光が生涯150回も矢来の酒井忠勝侯下屋敷に御成になったその理由とは?
・その酒井忠勝侯とはそもそもどんな人物だったのか?
・町名の由来になった矢来の「竹矢来」とは、一体どんなものだったのか?
などなど、歴史への興味はつきません。
■ 昨年7月から9月にかけて、新宿歴史博物館で「酒井忠勝と小浜藩
矢来屋敷」展が開催されました。今回は新宿未来創造財団の学芸員として、
その企画、展示の責任者として活躍された今野慶信さんをお招きして、
上記のような疑問を中心に幅広いお話しをうかがいます。
皆様奮ってご参加ください。
                                                       
                   記
 
◇開 催 日    平成23年2月4日(金)夜19時~21時

◇場 所    神楽坂通り商店会事務所     
       ・東新神楽坂エミネンス6階/新宿区神楽坂3丁目2

◇参加費(支援金)活動への支援寄付金として 一般1,000円。学生500円。
         (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO
活動のための費用に充当させていただきます。)

◇主  催   神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
       「粋なまちづくり倶楽部」

◇共  催   神楽坂まちづくりの会

◇お問い合わせ NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
         ℡ 03-3260-6260
  (新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内
/担当:山下 馨)
          ikimachi@syoutengai-web.net

※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、まちづくり・すまいづくりに関するNPO法人として活動しております。
https://ikimachi.net/

神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第102回 (110107)

NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」主催 
第102回神楽坂まちづくり・住まいづくり塾  
よもやま話シリーズ 第69話

「音楽の力を信じ 音楽の心を伝えたい」
 ~創立70周年、神楽坂移転50周年の記念すべき年初に~

語り手:堀内 久美雄さん(株式会社音楽之友社 代表取締役社長)

■神楽坂6丁目の「音楽之友社」は、昭和16(1941)年12月、戦時体制
移行に伴う紙の使用制限を目的とした、音楽雑誌3誌「音楽世界」
「音楽倶楽部」「月刊楽譜」の統合命令により誕生。今年で創立70周年を
迎えますが、統合した雑誌を含めれば、明治45年の「月刊楽譜」の創刊
まで遡る、日本で最も古い歴史をもつ音楽専門出版社です

■そして、今年は神楽坂移転50周年でもあります。戦中から戦後、本社は、
京橋、丸の内、神田鍛冶町など転々としましたが、昭和24年早稲田倉庫が
完成、その後昭和34(1959)年には業務拡大に伴い神楽坂分室・仮事務所 設置。
昭和36(1961)年、創立20周年の日に、神楽坂の新本社が落成しました。

■この記念すべき年の年初に、創立以来のコーポレート・アイデンティティ を
《音楽の力を信じ 音楽の心を伝えたい》という言葉として集約し、
音楽を通じて様々な場面で感動を共有したいと願う堀内社長に
音楽之友社の歴史と新たなる思いを語っていただきます。
皆様奮ってご参加ください。
                                                                       記
 
◇開催日時  平成23年 1月 7日(金)夜19時~21時

◇場  所  神楽坂通り商店会事務所     
    ・東新神楽坂エミネンス6階/新宿区神楽坂3丁目2

◇参加費(支援金)
活動への支援寄付金として 一般1000円。
学生 500円。
       (※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO
活動のための費用に充当させていただきます。)

◇主  催 神楽坂発まちづくり・すまいづくりNPO法人
   「粋なまちづくり倶楽部」

◇共  催 神楽坂まちづくりの会

◇お問い合わせ
NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」塾事務局
      ℡ 03-3260-6260
(新宿区西五軒町3-18-103 山下馨建築アトリエ内
/担当:山下 馨)
       ikimachi@syoutengai-web.net

       ※「粋なまちづくり倶楽部」は、東京都の認証をうけ、
まちづくり・すまいづくりに関するNPO法人として
         活動しております。
http://ikimachi

神楽坂毘沙門寄席 第19回 「菊之丞の会」  レポート 2010/12/09

第19回「菊之丞の会」-320

神楽坂毘沙門寄席 第19回「菊之丞の会」10/12/9

毘沙門寄席登場2回目の入船亭辰じんさん。前回同様「携帯電話等、音の出る~」の諸注意を高らかに発したあと、「金明竹」を基本に忠実に丁寧に演じてくれました。前回からの確実な成長振りを窺わせます。

菊之丞師匠の一席目は、思いつきで鍼を始めた道楽者の若旦那と、そのお相手に指名された幇間が騒動を巻き起こすお馴染み「幇間(たいこ)腹」。壁、猫に続いて一八に白羽の矢が立ったからサァ~大変!何か企みがあるときの若旦那の怪しい目つきが笑えます。このネタをすっかり自分のものにしている師匠の余裕を感じました。

ワインの出たお仲入り後のゆる~い雰囲気のなか、奇術のアサダ二世さん登場。記憶にあるアダチ竜光さんそっくりで驚きました…お若い方はご存知ありませんよね。客席と世間話をしながら、凄いこと何気なくやってしまう芸の力に感心。カードマジックに続き、穴が開いたはずのお札を元通りにして、会場は「エー!?」の声と拍手喝采に包まれました。

菊之丞師トリの一席は「心眼」。先代桂文楽師匠十八番の大ネタです。目が開くようお薬師様に願掛けをする按摩さんの梅喜、それを支える健気な女房お竹の、仲睦まじい夫婦の人物像が巧みに演じられます。ちょっとした浮気心から怖い夢を見てしまった梅喜は、今の幸せに改めて気付かされてしまいます。殿方、どうぞ御用心!終演後のお話で分かりましたが、今日がネタ卸しだったとのこと。初挑戦の緊張感を乗り越えながら芸域を拡げていく、噺家さんのプロ根性を垣間見ることができました。

暖かな歳の瀬です。来年のことを言っても鬼も笑わない時期になってしまいました。明るいニュースの少ないこの頃ですが、来る年も「笑いは活力だ!」を気合にしたいです。

神楽坂がん子