神楽坂毘沙門寄席 第50回「菊之丞の会」レポート (2022/4/7)


第50回菊之丞の会


第50回菊之丞の会

2年振りの「菊之丞の会」の再開です。開口一番のまめ菊さんは、厳しい修行を経て目出度く5月に二つ目昇進。今後は芸名を古今亭雛菊さんと改め、増々の躍進が期待されます。前座として最後の高座となる『転失気』でご機嫌を伺いました。

春らしい淡い桜色の羽織姿の菊之丞師匠登場で高座は華やかに。一席目は『崇徳院』です。恋患いの若旦那、がさつな幼なじみの熊さんと逞しいおカミさん、床屋で出会ってもみ合いになる男、それぞれの巧みな人物描写で会場の笑いは最高潮に。SNS全盛の味気ない世の中からすれば、短冊に書かれた歌で恋心を伝えるというロマンチックな展開なんて、何とも素敵じゃないですか。

お仲入り後の師匠、初夏を思わせる白の羽織で再登場です。二席目はお馴染み『寝床』。普段は面倒見の良い好々爺の大家さんなのですが、こと話が芸事に及ぶと性格が残忍性を帯びてくるようです。憤慨して義太夫の会を中止した旦那が、番頭に上手くおだてられて機嫌を直してゆくプロセスの表現に、話芸の真骨頂を見ました。

終演後にはまめ菊さんに昇進祝いとして花束贈呈。菊之丞師には一番弟子の出世が嬉しくもあり、心配でもありという親心が覗き見えました。
第50回という記念すべき節目の会でしたが、写真中央に入っていただいたのは、なんと第1回のチケットを保管されていた渡辺様です。これからも変わらずご贔屓に。
菊之丞プロデュースの恒例「神楽坂落語まつり」は、6月25日(土)、7月3日(日)の両日に開催されます。詳しくはWEBやチラシで。

神楽坂がん子


第50回菊之丞の会

第13回 神楽坂落語まつり (2022/6/25,7/3)

古今亭菊之丞プロデュース
第13回 神楽坂落語まつり
6月25日(土)「神楽坂寄席」/ 7月3日(日)「赤城二人会」
神楽坂初夏の風物詩、神楽坂落語まつり。
今年は林家はな平、三遊亭律歌の真打披露興行を、師匠に兄弟子や漫才、浮世節など色物も加わって賑やかに盛り上げます。口上もお楽しみに! 
お馴染み「二人会」は、林家正蔵×古今亭菊之丞、入船亭扇辰×柳家喬太郎。何が飛び出すか、乞うご期待!
感染症対策に十分配慮し、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
https://kagurazaka-dento.com ←(詳細とチケットお求めはこちらから)

チケット発売:4月11日(月)10:00より

6月25日(土)神楽坂寄席 @牛込箪笥区民ホール

 昼席:13:30開演「林家はな平 真打昇進披露 ― 正蔵一門の花花色色寄席」
    林家たけ平、林家正蔵 ~口上~ 青空一風・千風、林家はな平(出演順)
 夜席:18:00開演「美るく改メ三遊亭律歌 真打昇進披露
                ― 三遊亭の女伊達 勢揃い!」
    古今亭菊之丞、三遊亭歌る多 ~口上~ 立花家橘之助、三遊亭律歌(出演順)

7月3日(日)赤城二人会 @赤城神社 参集殿(あかぎホール)

 昼席:13:30開演「正蔵・菊之丞二人会」 林家正蔵、古今亭菊之丞
 夜席:18:00開演「扇辰・喬太郎二人会」 入船亭扇辰、柳家喬太郎

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《お問合せ》
「神楽坂伝統芸能」実行委員会 事務局(株式会社 粋まち)
〒162-0834 東京都新宿区北町40-3-104
TEL 03-6426-1728(平日10時~18時)
e-mail: info@kagurazaka-dento.com 

Jane’s Walk in Kagurazaka 2022 (2022/4/29)

本日(4/29)のジェインズウォークは開催します。ただしお昼前後から雨が予想されるため、コース変更や時間短縮などの可能性があります。
Jane's Walk in 神楽坂
ポスターPDF

Jane’s Walk in Kagurazaka 2022

◆主旨
ジェーン・ジェイコブス(1916-2006)はジャーナリストであり、ヒューマンスケールでコミュニティ主導のまちづくり活動の実践的のリーダーでした。Jane’s Walkは彼女の生誕100年を記念し、世界各地でJane Jacobsの視線をもってまちを歩き、その良さを再確認しようというイベントです。彼女の誕生日である5月4日近辺に、世界の約200の都市で実施されています。日本では2017年から東京の中野、向島、神楽坂などで実施されました。神楽坂では2019, 20年はコロナ禍のため実施できませんでしたが、今年は再開します。みなさんでテーマを持って地域を歩き、あらためてまちの良さや課題を確認し、共有しましょう。

◆主催:NPO法人粋なまちづくり?楽部

◆共催:NPO法人景観デザイン支援機構 (TDA)

◆日時:2022年4月29日(金・祝)

◆集合場所:神楽坂毘沙門天境内
10:45 受付開始
11:00 神楽坂毘沙門天境内に集合。
11:00 主催者、共催者のごあいさつ
11:05 主旨説明 Jane JacobsとJane’s Walkについて
11:10 案内人とまち歩きテーマの紹介、グループ分け。
グループごとにテーマを持って街を歩きます。1グループ数名程度。
11:20 グループごとにウォーク開始

※ 主案内人は粋なまちづくり?楽部のメンバーが務めます。各コースにTDA
のメンバーが参加し、歩きながら景観面などの解説を行います。グループでなごやかに団欒、意見交換しながらまち歩きを行います。
※ 昼食は、案内人の判断で、最初に昼食をとってからスタートするか、途中でいっしょに昼食をとるなどとします。

15:00ごろ 毘沙門天に戻り解散。もしくはグループごとに最終目的地で解散。

◆まち歩きテーマ
先にご案内したように、4月29日(金・祝)にジェインズ・ウォークを実施します。
集合時刻は午前11時です。神楽坂毘沙門天境内で受付をお済ませください。少雨実施です。
参加者の皆様には、当日ひとつのコースを選択し、参加していただきます。
コースの内容は次のとおりです。
ご参加希望状況によってはコースの人数制限や、実施しないコースもあるかもしれませんが、その点はご了承ください。
終了予定は15時頃です。
それでは当日皆様のご参加をお待ちしています。

◆コース案内
【まちのルールとその効果】案内人:山下馨
神楽坂ではまちづくりに関わる協定や地区計画などを定めており、その運用成果がいくつか見て取れます。まちを歩きながら、地域ルールのもつ力を確認するとともに、適用の限界や改善点について意見交換できればと思います。

【新旧・職住の混在】案内人:藤野貴之
ジェイン・ジェイコブスが述べている魅力的なまちの原則の中に「古い建物と新しい建物が混在すること」「各区域は2つ以上の機能を果たすこと」があり、それらの特徴が残された神楽坂通りの裏側、最近では「奥神楽坂」と言われているエリアを中心に、古い建物の活用、住居、店舗、工場の混在の様子を見て回ります。

【高低差を楽しむ神楽坂ウォーク】案内人:山崎俊輔
神楽坂といえば飯田橋駅からぐっと登る坂道が印象的です。江戸の名所絵にも坂道が描かれています。赤城神社や筑土八幡も周囲より高い場所にあり、地形をみるとなぜそこに祀られているのかが分かります。実際に街を歩く喜びのひとつに高低差の体感があります。ブラタモリよろしく、神楽坂を「高低差」を主眼に歩いてみたいと思います。
(または)
【江戸からある道、戦後にできた道】・神楽坂通りは江戸初期からある道だといわれます。ところが神楽坂通りから赤城神社に向かう参道風の道は江戸期の古地図には見当たらなかったりします。大久保通りも今のようにまっすぐに飯田橋と坂上交差点はつながっていませんでした(最近はさらに新しい道路も増えました)。何気なく歩くその道がいつから生まれたのか、そこに住んでいた人々や時代に思いをはせつつ歩いてみます。

【神楽坂とフランス】案内人:増井敦子
古くて新しい街、神楽坂。伝統芸能に裏付けされた街の中に、なぜかフランスを感じられる場所、お店、フランスの文化施設と、いながらにしてフランスを体験できる素敵な空間が、所々に点在しているこの街の魅力を、仕事柄フランス大好きな地元ナビゲーターがご案内します。

【神楽坂の食とサステイナビリティ】案内人:真壁希生
食のサステイナビリティはフードロスが注目されやすいですが、地球環境を考えたときに実はまだまだ普段の食事でできることはたくさんあります。グルメな街として有名な神楽坂をそんな視点で歩いてみたいと思います。そしておいしいものを食べながら、普段の生活でどんな風にサステナブルな生活を送ることができるか一緒に考えてみませんか?

【車いすで体験する神楽坂】案内人:松浦はるか&SIT
神楽坂は坂や石畳の路地が魅力ですが、そのため車いすでは通れない箇所も少なくありません。神楽坂を車いすで体験しながら、神楽坂らしさを保ちながらバリアフリー、ユニバーサルデザインを進める方向性、方策を参加者みんなで考えます。

【大久保通り拡幅と沿道まちづくり】案内人:鈴木俊治
戦後の昭和21(1946)年に計画された大久保通りの拡幅計画が、70年経って神楽坂でも動き出しました。その計画が街にどのような影響を与えるか、つぶさに見て回ります。

※English Guide will be available upon request
【Explore the Topography, History, Culture of Kagurazaka】Guided by Shunji Suzuki
We will walk through the main street and historic alleys in the district and find the “sense of place” and discuss how we can preserve it while dealing with the current problems such as disaster prevention. This course will be guided in English.

◆参加無料、予約不要

◆少雨実施。天候が不安定な場合の開催有無は、開催当日朝8 時にNPO法人粋なまちづくり倶楽部のホームページにてお知らせします。

◆お問い合わせ先 鈴木俊治 sshunji@yk9.so-net.ne.jp

神楽坂毘沙門寄席 第50回菊之丞の会 (2022/4/7)

長らくお休みしていた「毘沙門寄席 菊之丞の会」ですが、2年ぶりの開催です。
感染状況はなかなか落ち着きませんが、感染拡大防止対策(後述)を十分にして、春本番の神楽坂の夜、落語でほっと一息、そんな時間をご提供できればと思います。

久々の粋でしなやか菊之丞の江戸落語は、「崇徳院」ほか一席。江戸の恋バナ、たっぷりお楽しみください。
50回菊之丞の会A3ポスター
◆◆ 神楽坂毘沙門寄席 ◆◆
”第50回 菊之丞の会”
2022年4月7日(木)
18:30 開場
19:00 開演
◆公演日程
神楽坂 毘沙門天 善国寺書院  (神楽坂5-36)
JR飯田橋駅、西口 徒歩10分
有楽町線飯田橋駅 B3出口 徒歩5分
東西線神楽坂駅(神楽坂口) 徒歩7分
大江戸線牛込神楽坂駅 A3出口 徒歩6分
◆会場
落語  開口一番   古今亭まめ菊
落語 『お楽しみ』  古今亭菊之丞
  -お仲入り-
落語 「崇徳院」  古今亭菊之丞
◆番組
60名(座布団・自由席)先着順
※会場は昔の寄席小屋気分をお楽しみいただくお寺の書院、座布団席です。
お座りになれない方のために若干数椅子の用意はありますが、数に限りがありますのでご了承ください。

◆定員
木戸銭 2,500円(予約)2,800円(当日)
【チケット販売・予約】
お電話・メールでの申し込みを受付けています。
・電話 : 03-6426-1728 (年末年始、土日祝日を除く 11時~18時)
(NPO法人 粋なまちづくり倶楽部 担当:日置)
・メール : ikimachi.geinou@gmail.com

お名前・住所・電話番号・希望枚数をお知らせください。
*_お支払いは当日受付にて承ります(現金のみ)_*。

※ 迷惑メールに振り分けられて届かないことが最近増えています。メール送信後、5日を経過して事務局から返事がない場合は、メールが届いていないので、他のアドレスからもしくはお電話等で再度ご連絡をお願いします。

◆料金及びチケット
NPO法人 粋なまちづくり倶楽部
◆主催
NPO法人粋なまちづくり倶楽部事務局
(担当 日置)
電話03-6426-1728
ikimachi.geinou@gmail.com
https://ikimachi.net/
◆お問合せとお申込み




【感染拡大防止対策について】
◎ご来場のお客様へのお願い
・必ずマスク(不織布)を着用してください。
・こまめに手洗いや消毒をしてください。
・会場入り口での検温・手指消毒にご協力ください。
・体調の優れない場合はご来場をご遠慮ください。
・発熱されている場合は入場できません。(概ね37.5℃以上)
・メール・電話でのお申し込み時および当日券ご購入の際、必ずご連絡先をお知らせください。
・大きな声での会話はお控えください。

◎スタッフの取組み
・常時マスク(不織布)を着用します。
・こまめに手洗いや消毒をします。
・開演前、休憩時に窓開けによる換気を行います。
・定員を少なくし、座席に余裕を持たせます。
・舞台と客席最前列までの距離を充分に確保します。
・休憩時間のワインサービスは行いません。

「第105回 ボランティア募集説明会」を開催します。(2022/5/15)

第105回ボランティア募集説明会
2022年5月15日(日)16時~17時
神楽坂のまちの応援団/NPO法人粋なまちづくり倶楽部では、市民によるまちづくり活動を一緒に進めて頂けるボランティアの方々を募集致します。つきましては、Zoomによる説明会を開催いたしますので、ふるって参加下さい。

詳細PDF


●日 時:2022年5月15日(日)16時~17時
●会 場:Zoomによる説明
●参 加:下記に参加希望のメールをお送りください。
     ZoomのURLをお送りします。(締切 5/10)
●メール:ikimachi.setsumei@gmail.com



●お問い合わせ
 NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」事務局
・メール:ikimachi.setsumei@gmail.com
・HP :https://ikimachi.net/