神楽坂大學講座
第164回 神楽坂まちづくりすまいづくり塾
神楽坂よもやま話シリーズ 第131話
建築家 高橋博氏の人と仕事
アユミギャラリー・一水寮の
歴史とこれからの展望
語り手 : 鈴木 惇子
すずき あつこ
さん(アユミギャラリー オーナー)
■ 神楽坂通りに長く変わらず佇むアユミギャラリーの建物。その洋館風建築(登録有形文化財)は、鈴木さんの父上である、建築家高橋博氏により、昭和28年、高橋建築事務所のアトリエとして建てられました。
■ 高橋氏が建築事務所をやめてからしばらくした昭和59年に、鈴木さんとご主人の建築家鈴木喜一氏が、一階をアユミギャラリーとして使い始めました。また横寺町には、やはり高橋氏が昭和22年に建てた自宅と、初めは大工さんの寮であった一水寮(ともに登録有形文化財)というアパートがあります。
■ 高橋博氏は、明治35年に山口県で生まれ、大正末期から昭和初期にかけて、イギリスのロンドンで建築を学んだ、当時としては珍しい経歴の建築家でした。
■ このアユミギャラリーの建物と、神楽坂に残された建築のことを中心に、高橋博氏の人と仕事をお話いただくとともに、今後の展望についても語っていただきます。
■ ご参加をお待ちしております。
(新宿区矢来町104)
最寄り駅:東西線「神楽坂」(アユミギャラリー斜め前)
(※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)
NPO法人 「粋なまちづくり倶楽部」
℡ 050-3558-6260
ikimachi.setsumei@gmail.com
https://ikimachi.net/
「第72回 ボランティア説明会」を開催します。(2016/05/15)
2016年5月15日
神楽坂のまちの応援団/NPO法人粋なまちづくり倶楽部では、市民によるまちづくり活動を一緒に進めて頂けるボランティアの方々を大募集致します。つきましては説明会を開催いたしますので、ぜひご参加下さい。(参加無料・申込不要)
※説明会の他に、まちの案内人による神楽坂のまちあるきを行います。路地や横丁巡りをしながらまちの歴史や文化についての理解を深めて頂ければ幸いです。お楽しみに。
神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第163回 (2016/5/13)
神楽坂大學講座
第163回 神楽坂まちづくりすまいづくり塾
神楽坂よもやま話シリーズ 第130話
伝統と格式を身近に気楽に 「矢来能楽堂」の歴史とチャレンジ
語り手 : 芝田裕之 しばたひろゆき
さん(公益財団法人観世九皐会)
■ 昭和5年、神楽坂の端っこ矢来町に観世九皐会の舞台として建てられた矢来能楽堂は、戦災で焼失するも昭和27年その跡地での再建を経て、約86年この地に息づいてきました。平成23年には国の登録有形文化財にも指定されています。
■ 最近では、まちあるきの方など見学者も増え、歴史ある建築物としての知名度も上がってきましたが、まだまだ地元の方にも馴染がないようです。能楽(能と狂言を合わせたもの)は難しい、敷居が高いとイメージされている方も多いことでしょう。そこで、矢来能楽堂では、初心者の方にも能楽により親しんでいただけるよう、様々な公演やイベントを催し、普及に力を入れてきました。
■ 今回は、観世九皐会の事務方として公演や運営に携わる立場から、初めての方でもお分かりいただけるよう、「能楽について」「矢来能楽堂について」「矢来能楽堂の取り組み」についてお話ししたいと思います。
ご参加をお待ちしております。
(新宿区矢来町104)
最寄り駅:東西線「神楽坂」(アユミギャラリー斜め前)
(※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)
NPO法人 「粋なまちづくり倶楽部」
℡ 050-3558-6260
ikimachi.setsumei@gmail.com
https://ikimachi.net/
神楽坂毘沙門寄席 第37回 「菊之丞の会」 レポート 2016/04/21
神楽坂毘沙門寄席 第37回「菊之丞の会」 2016/4/21
幕開きは柳亭市丸さん。今や落語協会会長だけでなく、歌手としても大活躍の市馬師匠五番目のお弟子さんです。親をまんまとやり込める口達者な子供が主役の、『真田小僧』で開口一番。豊かな声量に将来性を感じました。丁寧なお辞儀の姿勢も綺麗でしたよ。
菊之丞師匠登場、白っぽいお召物と明るい色の羽織が季節を先取りした感じで、高座がパッと明るくなりました。演目『唖(おし)の釣り』の言葉は、現代では放送禁止用語に分類されて、なかなか聴くことのできなくなったネタかと思います。釣り好き七兵衛さん、殺生禁断の不忍池での鯉釣りを見廻りの寺侍に突然叱責され、驚きで言葉を失ってしまいます。そのあとの珍妙なジェスチャーでの言い訳が、場内の爆笑を誘いました。
ワインとソフトドリンクサービスでのお仲入りの後、二席目は『妾馬』。紫のお召物に袴姿が決まっています。妹のお鶴が殿様のお世継ぎを産んだことで、お屋敷にお呼ばれとなった長屋の八五郎、重役や殿様とは言葉が通じず、食い違う会話のやり取りが滑稽です。酔った勢いで、身分の違いから孫に会えない母親の辛さを語る場面では、情愛を漂わせてホロリとさせます。かなり以前にも師匠のこの噺を聴きました。失礼かとは思いますが、そのときよりも格段に熟達されていることに驚きました。噺家さん自身の人生経験が、より魅力的な味わいを醸してくれる落語という古典演芸の奥深さを、改めて感じています。
お客様のお陰をもちまして、毘沙門寄席「菊之丞の会」も10周年を迎えました。神楽坂では以下の催しが企画されています。詳しくはまちの各ご案内をご覧ください。
◆今年も古今亭菊之丞プロデュースの「第8回 神楽坂落語まつり」が、6月25日(土)と7月2日(土)に開催されます。いま注目の噺家さんが豪華勢揃いです。
◆小森 傑(すぐる)さん(写真中央)の似顔絵でお馴染みの「菊之丞の会」ポスター展。第1回からの全作品が並びます。ウェブサイトでもご覧いただける予定です。
神楽坂がん子
神楽坂 毘沙門寄席 第37回 菊之丞の会 (2016/04/21)
”第37回 菊之丞の会”
18:30 開場
19:00 開演
JR飯田橋駅、地下鉄有楽町線飯田橋駅B3出口 徒歩5分
東西線神楽坂駅(神楽坂口) 徒歩6分
大江戸線牛込神楽坂駅(神楽坂口)徒歩7分
落語 「お楽しみ」 古今亭菊之丞
-お仲入り-
落語 「唖の釣」 古今亭菊之丞
先着順。
※多くの皆様にお楽しみ頂けるよう、混み合う際は、お膝送りなどご協力下さい。
※足腰がご不自由で、どうしても座布団にお座りになれない方は受付にてお申し付け下さい。
数は限られますが、椅子をご用意致します。
【チケット販売・予約】
《店舗販売》チケットは神楽坂通りの下記お店でお求め頂けます。
山下漆器店 新宿区神楽坂5-13(「神楽坂上」交差点近く)
電話03(3269)2385・遠方の方は、電話、メールでのお申込みも受けつけています。
03-6426-1728
ikimachi.geinou@gmail.com
NPO法人 粋なまちづくり倶楽部(担当 日置)
受付時間 年末年始、土日祭日を除く 月~金曜日 11時~18時
お名前、ご住所、電話番号、ご希望枚数をお知らせ下さい。
お支払いは当日、受付にて承ります。
なお当日のチケット交換は6時半までにお済ませ下さい。
また、一度お申し込み頂きますとキャンセルは出来ませんのであらかじめご了承下さい。
(担当 日置)
電話03-6426-1728
ikimachi.geinou@gmail.com
https://ikimachi.net/
神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第162回 (2016/4/1)
神楽坂大學講座
第162回 神楽坂まちづくりすまいづくり塾
神楽坂よもやま話シリーズ 第129話
神楽坂発ベンチャー!
芸術団体支援の“新しいかたち”
語り手 : 榑松大剛(くれまつひろたか)さん
(ロングランプランニング株式会社 Confetti(カンフェティ)代表取締役)
■ “カンフェティ”でチケットを購入したことはありませんか? 実はカンフェティの運営会社ロングランプランニングは、毘沙門天裏手の袋町にあるのです。2004年、世田谷の6畳一間のアパートから立ち上げたベンチャーは、「芸術団体の支援」を主業務として事業を拡大。「神楽坂発の新しいかたち」を目指して活動中です。
■ 主な業務は「広告」「チケット販売」「印刷・デザイン」「チラシ折込・配布」「旅行」。どれも芸術団体の要望を叶えた自慢の事業ですが、その中でも特に芸術団体の悩みが深く大きいチケット販売のビジネスモデルは画期的で、要注目です。
■ さらに、「2020東京オリンピック」「インバウンド」「少子高齢化」「新幹線開業」「消費税」「神楽坂」をキーワードに、今後の展開は熱く広がります。
■ 早稲田中学・高校・大学、法政大学大学院、NEC勤務、そして神楽坂―40歳の若き経営者が語る“起業奮闘記”。神楽坂の新しいパワーを感じること間違いなし!です。
ふるってご参加ください。
(新宿区矢来町104)
最寄り駅:東西線「神楽坂」(アユミギャラリー斜め前)
(※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)
NPO法人 「粋なまちづくり倶楽部」
℡ 050-3558-6260
ikimachi.setsumei@gmail.com
https://ikimachi.net/
「第71回 ボランティア説明会」を開催します。(2016/03/06)
2016年3月6日
神楽坂のまちの応援団/NPO法人粋なまちづくり倶楽部では、市民によるまちづくり活動を一緒に進めて頂けるボランティアの方々を大募集致します。つきましては説明会を開催いたしますので、ぜひご参加下さい。(参加無料・申込不要)
※説明会の他に、まちの案内人による神楽坂のまちあるきを行います。路地や横丁巡りをしながらまちの歴史や文化についての理解を深めて頂ければ幸いです。お楽しみに。
神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第161回 (2016/3/4)
神楽坂大學講座
第161回 神楽坂まちづくりすまいづくり塾
神楽坂よもやま話シリーズ 第128話
「神楽坂の歴史」 シリーズ第六回
花柳界のお父さんに教わる 神楽坂花柳界今昔
語り手 : 澁谷 信一郎 さん
(東京神楽坂組合会長/料亭「千月」主人)
■ 平成13年から昨年までの14年間、料亭と芸者さんの組合である「東京神楽坂組合」理事長
を務め、いまは組合会長として神楽坂花柳界を支え続ける澁谷信一郎さん。
花柳界の”お父さん“と慕われる澁谷信一郎さんは、料亭の息子として生まれ、戦中戦後から現在までの神楽坂花柳界を隅から隅まで知り尽くした神楽坂の達人です。
■ また、自ら包丁を握る料理人として数々の政財界人をもてなしてきた老舗料亭「千月」の
ご主人でもあります。
■ 今回はそんな澁谷さんに、花柳界の歴史、芸妓の歴史、花柳界の仕組みなどについて
お話しを伺います。
浅草・向島・赤坂・京都など各地の花街とも広く交友関係をもち、文学や邦楽などにも造詣が深い澁谷さん。その豊富な経験と教養に裏付けられたお話しを、江戸っ子のテンポ良い語り口で、ユーモアたっぷり、縦横無尽に展開していただきます。
■ 花柳界の基礎知識を得るとともに、その奥深さに触れる機会になれば幸いです。
ふるってご参加ください。
(新宿区矢来町104)
最寄り駅:東西線「神楽坂」(アユミギャラリー斜め前)
(※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)
NPO法人 「粋なまちづくり倶楽部」
℡ 050-3558-6260
ikimachi.setsumei@gmail.com
https://ikimachi.net/
神楽坂 まちづくり・住まいづくり塾 第160回 (2016/2/12)
神楽坂大學講座
第160回 神楽坂まちづくりすまいづくり塾
神楽坂よもやま話シリーズ 第127話
「神楽坂の歴史」 シリーズ第五回
美の永遠の探求者『泉鏡花』と牛込地区の文学者たち
語り手 : 飯田公子さん(龍公亭)
+神楽坂アーカイブズメンバー
■ 尾崎紅葉、夏目漱石、坪内逍遙が牛込地区に住んだため、この地は日本近代文学の発祥の地となったといえます。
特に紅葉が横寺町に住んだことにより、近代の文士たちの出入りが激しくなったようです。
■ その紅葉の門下生で日本文学最高峰の文学者として名前があがるのが、妖美と幻想の魔術師、美の永遠の探求者『泉鏡花』です。
神楽坂で生まれた『婦系図』や『高野聖』『歌行燈』によって、永井荷風・谷崎潤一郎らが傾倒しました。
ここ数年地元の人々と金沢の有志により顕彰活動も行われています。
特に神楽坂ではここ数年、鏡花作品のリーディングが熱心に行われてきました。
■ ふるってご参加ください。
(新宿区矢来町104)
最寄り駅:東西線「神楽坂」(アユミギャラリー斜め前)
(※寄付金は会場費、資料代、通信費の他、今後のNPO活動のための費用に充当させていただきます。)
NPO法人 「粋なまちづくり倶楽部」
℡ 050-3558-6260
ikimachi.setsumei@gmail.com
https://ikimachi.net/